目指せさらなる高み‼︎さら高の麻雀レポート

さらなる高みを目指す女子大生の求道の轍。

天鳳民列伝Vol.6"さらなる高み"

このコーナーでは私が尊敬する天鳳民達を本人の許可なく勝手に紹介する。

 

私としたことが不覚にも自尊心【プライド】 というものを失っていたようだ。 私が生きてきた中で最も尊敬する天鳳民は他ならぬ私自身である。

 

他の人の紹介をする前に真っ先に自己紹介をするべきだったのにこれまで失念していた。

 

Vol.6でそのことに気付けて本当に良かった。ということで、今回はこれまでブログに書いたことのない私の過去編を紹介する。先に言っておくが今回はただの自分語りだ。

 

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さて、まずは私の雀風だが、面前守備型を自称している。


奇をてらったことはしないオーソドックスな打ち手を目指しているが、実力不足のためエキセントリックな仕掛けをしていることもある。

 

基本戦術は先手を取ってリーチ。

後手に回ったらオリ。

だけど打点があったら猛プッシュする型。

成績分布は2着>>3着>1着>4着型で攻撃力はやや低めである。門前派のため副露率は平均より低めだが、リーチ率は高め。 守備型といいつつ下手くそなので放銃率も高め。

 

ブログの一番最初の記事に「麻雀が下手くそすぎてゆうせーさんに牌譜検討してもらったら舌打ちされるレベル」と書いたが、9月に無事検討してもらい、幸い舌打ちは免れた。

 

検討中、私の新たな必殺技「100万年前から俺はテンパってんだよリーチ(通称、 高まリーチ)」をゆうせーさんに見出されたが、 これは天鳳ではあまりよろしくない技だそうなので最近は封印気味 だ。

 

あの検討以降、迷ったらリーチを打つ事にしたので以前にも増してリーチ率が高まっている。しかし、フリーやセットでは未だに高まリーチを打つことがある(これはゆうせーさんには内緒だ)。

 

※1 高まリーチ
先制テンパイしてリーチを打った方が良い状況にも関わらずダマに しておいて、 他家が副露したりリーチしてきたら突然ブチギレしてツモ切りリー チをかけること。このとき「 100万年前から俺はテンパってんだよ!」 と叫ぶことで威嚇効果を高められる。


※2 ゆうせーさんの牌譜検討放送
毎週水曜日23時からニコニコ生放送にて配信中。 自分の牌譜を送ると検討してもらえる視聴者参加型。 見ているだけでも勉強になるが、 検討を通して自覚のない自分の特徴を見抜いてくれる。 検討希望の人はゆうせーさんに連絡しよう。

 

話は変わるが、私はどうも中高生の頃から「絡まれ体質」 なようで、ヤンキーによく絡まれる。 自分ではそんな貧弱そうなオーラは出ていないと思うのだが、 原因はわからない。

 

雰囲気とかナメられやすいのだろうか? 実際今でも雀荘FREAKSによく絡まれている。

 

 

 

今回は私の絡まれエピソードを話すことにしよう。

 

 

あれは大学1年の夏休み…。

 

 

私は兵庫県で生まれ育ったが、香川の大学に通っていた。


初めての一人暮らし。そして、初めての長期休暇を利用した帰省。 久しぶりに実家に戻り、高校の同級生たちと遊ぶことになった。

 

集合場所は駅にあるマツモトキヨシ
懐かしい顔ぶれが4名集まり、少しその場で談笑していた。

 

ふと駅前の広場を見ると、中学生っぽいヤンキーが数名たむろっていた。

 

 


顔がめちゃくちゃ幼いのに腰パンしてタバコを吸っている様があまりにもコミカルで私はつい笑ってしまった。

 

するとヤンキーはその気配を察知したのか、タバコを投げ捨ててこちらに向かってきた。

 

 

ヤ「おい、お前今こっち見てわろてたやろ?ナメとんか?」

 

ワイ「ヒエッw」

 

 

めちゃくちゃ巻き舌で絡まれて面白すぎて鼻水が出てしまった。


ヤンキーの彼が声変わりしていなかったのもシリアスな笑いを加速させた。

 

 

ヤ「なに笑ってるんじゃ!お前なあ…」

 

ヤ「どこ中(どこの中学)やねん!」

 


この質問にはさすがの私も度肝を抜かれた。
どこ中って…こっちは大学生だよ。

 

一瞬そのまま在籍する大学の名前を告げようかと思ったが、 彼もアホではないだろうからさすがに私が中学生でないことはわかっているだろうと思い、出身中学を伝えた。

 

 

ヤ「ほぉ~○中かいや。俺はなぁ、△中や」

 

 

うちの地元には○中学と△中学という2大荒廃した公立中学が存在する。

荒れているとはいえ一部のヤバイ奴が狂ってるだけで大体の生徒は 普通の中学生なのだが、 校区が隣り合っていることもあり数十年の歴史を持つ犬猿の仲で有名だった。

 

 

ヤ「俺ら今度なあ、○中と戦争すんねん」

 

ワイ「wwwwwwwwwwwww

 

 

笑いをこらえるのももう限界だった。 中学生同士の戦争はあまりにも草だ。


大乱闘スマッシュブラザーズでバトルでもするのだろうか?

 

最近の中学生の戦争事情は知らないが、 まさかリアルにそんなセリフを聞くとは思っていなかった。

 

 

ヤ「ああぁ~"うずく"わぁ~」

 

 

彼は肩をぐるぐる回し、シャドウボクシングを始めた。

 

 

ヤ「人ぶん殴りたいわ~うずくわ~」

 

 

今にも私を殴りそうな勢いのキレた眼光。
やばすぎる奴に絡まれたことにこの時点でようやく気付いた。


私の友人も「もう行こう」 と厄介ごとを回避したそうな顔をしていた。

 

 

ヤ「お前らほんまムカつくわ。おい、お前名前言え

 

 

誰がこんなヤバイ奴に名前を教えるのだろうか。


こんな奴は相手にしないに限る…そう思った瞬間だった。

 

 

 

 


A「Aです」

 


ワイ・B・C「!?!?!?!?!?!?」

 

 


私の友人のAは少し抜けたところがあるが憎めない奴だ。


しかし、この時なぜ名前を名乗ったのか今でも理解できない。


しかもご丁寧に本名を名乗っている。


ヤンキーは自分の要求が通ったのか上機嫌だった。

 

 

ヤ「Aやな。よし、じゃあ次お前。名前は?」

 

 

Aが名乗ってしまったせいで順番に自己紹介する流れができてしまった。

 


しかし当然、こんな奴に本名を教える義理はない。 私はパッと頭に浮かんだ今日ここにきていない友人の名前を名乗った。

 

 

ワイ「田中です」

 

 

 

A「え!?!?」

 

 

 

おいA、ヤメロォ…
何を「お前、田中じゃないだろ!?」 みたいな顔でこっち見てるんだよ。。。

 

 

ヤ「ん!?お前ほんまに田中か!?」

 

 

案の定、ヤンキーにも疑惑を生じさせてしまった。

 

 

ワイ「はい、田中です…

 

 

しかしここは心を殺して押し切る。
心の中で田中がサムズアップをしていた。ありがとう田中。

 

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A「…?」

 

 

Aはアホなのでずっと口を開けてこっちを見ていた。まさかここまでIQが低いとは思っていなかった。

 

その後、BとCも名乗らされたがA以外は偽名を名乗った。


Aはみんなが名乗るたびに「えっ!?」と言っていたが、 途中からヤンキーも慣れたのか反応しなくなっていた。

 

 

だが、ここでついに友人Bのイライラが頂点に達していた。


Bはサッカー部出身の陽キャだが、イラ立つと顔に出るタイプである。しかも結構喧嘩っぱやい。

 

ここまで耐えていたようだが、私はBがいつキレるか気が気でなかった。

 

 

そんなBの不貞腐れた態度をヤンキーも察したようだ。

 

 

ヤ「なんやお前。めっちゃふてこい顔してるやん」

 

 

ヤ「ムカつくわ。土下座せえ」

 

 

B「あぁ!?なんで土下座せなあかんねん!」

 

 

やばい!これ以上挑発するなヤンキー!


しかし思ったより高圧的なBの態度にヤンキーもひるんだのか、 軽く舌打ちをして、

 

 

ヤ「ッチ…。ほな、ええわ!おい田中!お前が土下座せえ!

 

 

ワイ「…」
B「…」
C「…」
A「…」
ヤ「…」

 


ワイ「…あっ、ワイ?」

 

 

ヤ「お前ほんまに田中か!?」

 

ワイ「アッアッ…田中です」

 

 

油断していた。 とっさに話を振られても私は田中ではないので反応できなかった。


完全に気を抜いていたのでヤンキーの怒りのボルテージも高まってしまった。

 

 

ヤ「あ~お前らホンマむかつくわ!おいA!お前が土下座せえ!

 

 

A「土下座で許してくれるんですか!?」

 

 

 

流れるように片膝をついて土下座のフォームに移行するA。

 

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そのあまりにもなめらかな動きにヤンキーも思わず、

 

 

ヤ「アカンアカンアカン!待て!お前の土下座は軽いねん! お前はええわ!」

 

 

A「はい…」

 

何を「許してくれないのか…」みたいな感じでシュンとしてるんだよ。


なんかいちいち話をややこしくしているのはAなんじゃないのかという気がしてきた。

 

 

ヤ「もうあかん、イライラするからちょっと一服するわ」

 

 

ヤンキーはストレスがピークに達したようで、 タバコを取り出して火をつけた。

すると、

 

 

おじさん「オイ」

 

 

ヤンキーの後ろに立っていたおじさんが突然声をかけてきた。
次から次へとなんなんだ?

 

 

おじさん「話を聞いていたんだけど、君まだ中学生だろう?」

 

ヤ「あ?だからなんやねん。関係ないやろ」

 

おじさん「あるんだよ」

 

 

おじさんはそういうと胸元からすっと黒い手帳を取り出した。


桜の代紋を背負ったこのマークは…警察手帳だ!

 

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おじさん「私は警察だ」

 

ヤ「ああ!?」

 

おじさん「詳しく話を聞かせてもらう。 まずはタバコを捨てなさい!

 

 

いいぞおじさん! なんかよくわからんが急にヤンキーの注意をおじさんがひきつけてくれている。逃げるなら今の内だ。しかし、 その場を離れようとしたその時…

 

 

ヤ「チッ…うっとうしいな!!(タバコポイッ)」

 

 

おじさん「ポイ捨てをするな!!!!拾え!!!!!」

 

 

 

周囲に響き渡る怒号。周りの人もびっくりして足を止めていた。


そもそもタバコを捨てろといったのはおじさんなのだが、 捨てたらキレるというその状況に私は笑いが止まらなかった。

 

私たちは腹を抱えながらその場を脱出し、その後サイゼリヤで大いに爆笑した。

 

 

登場人物の大半がアホでしんどい一日だったが、 私はなぜかこのように変な人に絡まれやすい。

 

さらなる高みを目指す道のりも決して平坦ではないのだ。

 

 

~完~