目指せさらなる高み‼︎さら高の麻雀レポート

さらなる高みを目指す女子大生の求道の轍。

第4話 今こそ羽化の時!戦慄のデビュー戦

やほー、さら高だよー。


前回↓

https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/08/04/022246


プチモス★1 地属性 昆虫族 

攻 300 
守 200 
成長したらどんなムシになるか分からない、小さな幼虫。


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さて、このブログを読む皆さんも多くが普段セットをしている"面子"がいるだろう。


では、その面子の実力はどの程度か考えてみてほしい?


こういう時、天鳳をプレイしていると段位がその指標となるので便利である。マウに立ち入り始めた頃の私の段位は三段。セット面子の中では中の上くらいだったと感じている。


麻雀をプレイする人の全てが天鳳をプレイしているわけではないことは重々承知だが、天鳳プレイヤーとしてはやはり他人のレベルを「何段くらいかな?」と考えてしまう。


私の属するセット面子はまだルールを覚えた程度というところなので強い者で六段、下は二段〜三段くらいだ。




その僕が今、マウのPOPを見て震えていた。



天鳳九段。



一体人生のどれだけの時間をつぎ込めばその高みに到達することができるのか。


僕達のリーチはやはり透けて見えるくらい強いのだろうか。



POPには「勝負じゃー!」とも書かれていたが、とても勝負にはならないだろう。腕自慢の雀士達が挑んでは散って行く姿が目に浮かんだ。


というか、よしんば九段がいないとしても、グーグル先生によるとフリー雀荘にいる人たちの平均レベルは5〜7段くらいとのことなので自分がフリーに行くことは未来永劫ないだろうと考えていた。


それから数日…

天鳳とセットを打つ日々。


これは七段になった今でも思うことだが、三段坂は想像以上に傾斜がキツい。


ポイント配分は

60-15-0-(-75)だ。


この配分で600/1200ポイントからスタートして1200を超えなければ昇段しない。つまり上級卓で勝ち越さなければ四段には届かないのだ。


当時の僕も1000ポイントを超えてはラスを引いて落ちる…という動きを繰り返ししていた。



セットの方はというと、勝ちもせず負けもせずという感じの成績。リアルに牌を触れるのが楽しかったので事あるごとに面子募集をしていたが、バイトや講義の関係で人数が揃わないことも増えていた。



そんな僕の麻雀ライフはある日を境に激変する。


今でも覚えているが、ちょうどあれは某講義のレポートの提出日だった。先輩からLINEがきた。


先「今日暇?」


僕「17時にレポート提出があるんで、それ過ぎたら暇です!(よし!麻雀の誘いだろうな…‼︎)」


先「じゃあ17:15にマウで麻雀しよ」


僕「りょ!(やったぜ!楽しみだ!)」


ウキウキ気分の僕はレポートを速攻で作成した。

待ち合わせの時間まで3時間…おあつらえ向きだな。


僕は大学のパソコンで天鳳を打つことにした。

順調に行けば4半荘は打てるだろう。




😃😃😃😃😃😃😃😃😃😃




僕は、汗を拭いながら自転車を漕いでいた。

今風にいうと"激チャ"だ。


ついつい熱の入りすぎた天鳳で待ち合わせ時間まで5分を切っていた。

大学からマウまでは約15分。


天鳳を終えたのは16:55頃だったので本当にギリギリだ。


滑り込むようにマウの前に自転車を止めて辺りを見回す。


当然のように先輩はまだ来ていなかった。


そりゃそうだ、麻雀をする人間が時間通りに来るわけがない。慌ててバカ正直に時間通りに来たのが愚かだった。


しかし、先輩はともかくほかの面子が来ていないのはどういうわけだろう?普段なら1人か2人は時間より早く着く奴がいるもんだが。


少し時間を置いて先輩が来た。

先輩は眩しい笑顔で言った。


先「金持ってきてる?」


僕「ええ、まあ…1万くらいは…」


先「ほな2回くらいならいけそうやな!今日フリー打ってみよ!」


僕「………は?」


冗談はよしこさんである。

冒頭に書いた通り、僕たちのセット面子の平均実力は天鳳でいうと3〜6段。平均すると4.5段くらいだ。

対してフリーはグーグル先生によると平均で5〜7段。当然マウの親分のように強い人は八段、九段という人もいるだろう。


しかも、実力は置いといたとしてもこの頃の僕は点数計算ができないという弱点があった。

役を申告するのに精一杯の僕では周りの皆様の邪魔になる可能性だってあるだろう。


ハッキリ言って行きたくなかった。

しかし頭が狂っているのか、先輩は妙にハイテンションである。


先輩「ほな行くぞ!」


目線の先にあるマウの階段がいつもより長く見えた。


こうして僕の羽化の瞬間は唐突に訪れたのである。



今回はここまで!

続きはまた次回。