目指せさらなる高み‼︎さら高の麻雀レポート

さらなる高みを目指す女子大生の求道の轍。

【番外編】フリー雀荘に潜む悲しき怪物4

みなさんこんばんは、さらなる高みと申します。

 

このシリーズも早いもので4回目。

3回目の記事を書いたとき「 さすがにもうネタ切れだよ」 と思ってひっそりとこのシリーズは終了したつもりだったが、【FREAKS】の増殖が後を絶たないことを見かねて筆をとった次第である。

 

私のフリー歴もそこそこ長いが、それでもフリー雀荘に行くたびに新たな出会いがあるし、 麻雀のことを考えれば考えるほどFREAKSとの思い出がよみがえる。

 

まだフリー雀荘デビューを戸惑っている皆さんはこの図鑑を参考に 、FREAKSに負けない強い心を身につけてほしい。 そしてあなた自身が闇に飲み込まれないようにとの祈りを込めて今回も新たなFREAKSを紹介させていただく。

 


No.020 ゴージャスリーチ
遭遇率:★★★★☆
危険度:☆☆☆☆☆
不快度:★★★☆☆
総合評価:C

 

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非常によく見かける。以前に紹介した点数申告を絶対しないマン(壊れたロボット)に似ているが、この怪物はリーチをするときに10000点棒5000点棒を出してリーチをかけるのが特徴。やっていることの意味は分かる。1000点棒がないから代わりに5000点棒を出しているってことだろう。大人だからこっちも事情は察しますよ。

 

でもね???? ???

 

 


なぜ「両替してください」の一言がいえないのだろうか?

 

 


当たり前のように5000点棒を出して、自動卓は「ドキドキ、 リーチ~!」とやる気を出しているわけだ。で、周りの人が「よく見たらあれ1000点じゃなくね?」ってなって1000点棒を5本渡してあげるわけだが、私は内心では「なんでお前の都合で1000点がないのにこっちが気付いてやらなあかんねん!」と煮えくり返っている。

 

 

それくらい言えよ!(ドン)

 

 

私自身がちゃんとできているわけではないので恐縮だが、 そもそも1000点棒がなくならないような支払いを心がければ、このFREAKSに変身する第一歩目の予防が可能だ。


たまに、「5000点リーチやから点数も5倍や!」 というおっちゃんもいるが、それはただの気の良いおっちゃんなので温かい目で見守ろう。

 

 

 

 


No.21 メダル落とすゲームのヤツ
遭遇率:★☆☆☆☆
危険度:★★★★☆
不快度:★★★★★
総合評価:A

 

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希少になりつつあるFREAKS。 こいつは局が終了して牌を落とすときに突然現れる。 ガバっと両手を開き、 腕をブルドーザーのように駆使して卓上の牌を全て真ん中の穴に叩き落とす。

 

 

「卓の進行が早くなるんだからいいじゃん」

 


そう思ったあなた、FREAKS予備軍です。

明らかに落とす側がモタモタしている場合を除いて、 この怪物の存在は不快&迷惑でしかない。

 

和了が発生したとき、相手の手牌を見て点数を計算していてもお構いなしに「早く流せ」と言わんばかりに牌を全て流されるこっちの身にもなってほしい。 点数の申告ミスの可能性も、 フリテンの可能性もこの怪物の前ではすべてが無意味。 奈落の底に叩き落とされる。

 

そもそも麻雀中に、 他の人の手牌や牌山に触れないのはもはやマナーではなくルールだ と思っている。 怪物本人は点数計算もフリテンチェックも終えたのかもしれないが 、麻雀は4人でやるゲームだということを今一度思い出してもらいたい。

 

ぶすっとした表情で牌をすぐに流してさ…

 

笑いながら麻雀を打っていたあの頃のお前、 どこにいっちまったんだよ…

 

 

 

 


No.022 邪魔ポンマン
遭遇率:★☆☆☆☆
危険度:★★★★★
不快度:★★★★★
総合評価:A+

 

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アンパンマンみたいな名前をしているが害悪邪魔ポンによってゲームに影響を与えてくる非常に危険な存在。

 

しかし、 ルール上彼の所業がアウトかどうかは意見が分かれそうな脱法FREAKSだ。あくまで「私はダメだと思っている」という前提で話半分に聞いてほしいのだが、

 

そもそも邪魔ポンというのは
「他家がこの牌を欲しそうだな…」
「だったら手に入れられる前にポンするぜ!!ポン!」


というのが正しい邪魔ポンだと私は思っている。結果、 ポンとチーの発声がかぶったりしない限りは他家が当該牌を必要としていたかどうかはわからないというある種のギャンブルだ。 そういったリスクを負ってでも他者の妨害のためにポンをする…それが正しいゲーム性の中であるべき邪魔ポンの姿だ。

 

しかし、 この怪物はそのリスクを排除して自分に都合のいい邪魔ポンを行うのである。


つまり、

A 打3s
B(…!チーするか?しかし、まだ序盤だ… ここで副露するのは得策かどうか…)
C「…!ッポン!!!」

 

そう、 チーするかどうか下家が思案している様子を確認してからポンをするのだ。本当に卑怯なポンである。 そりゃもしかしたら怪物自身も(ポンするか…?) と考えていたかもしれない。でも私に言わせてもらうと、 チーのラグがなければ下家のツモ番にフェイズは移行しているのだ 。つまりチーラグがなければ、 ネトマじゃないんだからポンラグなんてものはなく、 ポンの機会は失われいるはずなのである。

 

それをチーするかどうか考えている様子を見てからポンをするというのは、いかにも「あいつにチーされるくらいなら鳴くゾ!」 と言っているように思われても仕方ないのである。

 

かわいそうに、 私の友人であるをがわさんは3回くらいこの怪物の犠牲になった。 当時の私は草を生やしていたが今思うと友人が殺されているのに笑 うしかできない自分の不甲斐なさを呪うばかりである。

 

まあ、 変なトラブルが起きるのを防ぐにはポンにしてもチーにしても「 出たらどうするか?」を事前に決めておくのが一番である。 それが難しいのが麻雀ではあるが。

 

 

 

 


No.023 ミスディレクション
遭遇率:★★☆☆☆
危険度:★★★☆☆
不快度:★★★★★
総合評価:A

 

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ミスディレクションとは、 手品などで用いられるテクニックの一つで、 人の注意を誘導する技術のことである。 麻雀でミスディレクションを行うのは三味線の一種とも受け取れる 。この怪物は巧みなミスディレクションにより、 対局者の思考に介入してくる精神操作型のFREAKSだ。

 

ここでは実例を出して説明する。 例えば怪物のリーチ後に2mの暗カンが入ったとしよう。


すると、

怪物「うわあ!2m全部枯れてもうた!」

 

などと怪物は必要以上に騒ぎ立てる。 なんとなく2mの暗カンを眺めていた人たちも怪物の発言によって 「2mが暗カンされた」という意識を強めるのだ。そして、 当然2mがないのだから、 ノーチャンスで1mは通しやすくなると思うだろう。 そこで1mを切ると…

 

 

怪物「ロンw」

 

 

怪物のシャボや単騎1m待ちに放銃してしまうわけである。


このようにノーチャンスができたときに口に出したり、 他家が押している様子を見て「強い打牌だな」 などと発言して対局者の意識をそちらに向かせたりする三味線を全てミスディレクションと呼ぶ(私はそう呼んでいる)。

 

他の怪物にも共通する特徴だが、 彼らはそこまでして勝ちたいのだろうか。自分が楽しければそれでいいという考え方、見直してみませんか?

 

ただ、以前も同じことを書いたが、 他者の言動を自分の打牌選択に影響させるのはあくまでも自己責任である。 2mが暗カンされていても1mが当たるケースは十分にあり得る。 怪物の行いは絶対的に悪ではあるが、 被害に遭わないようにこちらも身構えることは必要だろう。

 

 

 

 

 


No.024 フリー雀荘のことなら俺に聞けマン
遭遇率:★★★☆☆
危険度:★☆☆☆☆
不快度:★★★★☆
総合評価:B

 

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世間のフリー雀荘に行き尽くし、麻雀を極めた存在。 七色の打牌を使い分けることができる。
この怪物はなんといろいろな店のルール、 レートに対応して打ち方を変えている猛者である。
私は基本的に0.5か0.3しか打たないのだが、 稀にこの怪物が現れる。

 

私「ロン」
怪物「ッカー!!まだ2シャンテンなのに押しちまったよ! でも赤赤だからピンなら押しなんだよなー!」

 

そうか、としか言いようがない。ここは0. 3卓だから祝儀比率も小さいしやめといた方がいいぞ。

 

「ピン東ならこう」「赤ナシならこう」「アガリ連荘ならこう」 と様々なルール・ レートによる押し引きの解説をしてくれるのだが、 重要なのは今打っている卓のルールに対応することだと思う。 普段ピンとか打ってて0.3卓に対応しにくいのなら、 もうここには来ない方がいいのでは…

 

彼らが突然他のルールを持ち出して語り始めるのは放銃した言い訳にしか聞こえないのは私だけだろうか? ちなみに亜種としてTwitterの何切るに「フリーなら〇〇、 天鳳なら〇〇」という人たちがいる。 天鳳の画面をあげてるんだから天鳳のルールで教えてくださいといつも思う。

 

 

 

 

 


No.025 極悪スケープゴート
遭遇率:★☆☆☆☆
危険度:★★★★★
不快度:★★★★☆
総合評価:S

 

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我々客には一切害がない珍しい怪物。 彼らが被害をもたらすのはメンバーに対してである。


フリー雀荘ではトイレに行ったり、 電話をしたりするタイミングで代走を頼むことができるのだが、 あまりにも性格の悪い代走を頼むのがこの怪物の特徴である。

 

リーチをかけたあとなら選択の余地がなく、 和了するだけなのでリーチ代走を頼む人が多いと思うが、 彼らは極悪リーチ代走でメンバーを殺しにかかる。

 

2大凶悪リーチ代走が、
メンチン多面張リーチフリテンリーチである。

 

メンチン多面張リーチは説明するまでもなく凶悪さが伝わると思うが、 手を進める段階でターツを想定しながらじゃないと最終形だけ渡されても何待ちかなんて基本わからない。 代走を頼まれて待ちを確認する時間はほんの数秒しかないのだ。 そのわずかな時間に清一色の待ちを完全に把握するのは訓練していなければ不可能である。これは雀力とは別のスキルだ。

 

そしてもう一つのフリテンリーチは、 待ちはわかりやすいので簡単! と見せかけて実はその待ちはフリテンになっているのである。 待ちだけを確認した多くのメンバーが、 まさかの代走者に殺される形でフリテンロンを炸裂させて散っていった。

 

いうまでもなくフリテン清一色リーチなんてもはや最悪である。

 

これらの代走を頼むだけなら別に自由だが、 問題はこの手をうまく処理できなかったメンバーを叱責する怪物達である。

 

「この清一色は形が単純だろうが!!」
「河を見たらフリテンなのはわかるだろ!!」

 

いや、こちらから言わせてもらうと「清一色の待ちがわからない人」や「 フリテンロンをしてしまう」 これらの可能性はちょっと考えたらわかるだろって感じである。 なぜわざわざ間違いが起きやすいタイミングで代走を頼むのか理解 できない。

 

他にもツモり四暗刻のリーチを出和了したら怒る人や、 オーラスデバサイリーチを関係ないところから和了したら怒る人な ど様々な種族が確認される怪物だ。メンバーはエスパーではない。 代走を頼まれてからと言って自分の思考が100%反映されると思ってはいけない。


本当だったらツモ切りをし続けるところを多少は手を整えてくれるだけありがたいと思おう。

 

ちなみに某メンバーから、常連の「俺が代走を頼んだら絶対国士に向かえおじさん」 の代走を頼まれたがそんな話は知らなかったので赤赤のリーチをかけたら激怒されたという話を聞いたことがある。もう彼に関しては一体何がしたいのか謎である。