目指せさらなる高み‼︎さら高の麻雀レポート

さらなる高みを目指す女子大生の求道の轍。

第13話 お肉・岩盤浴・筋トレ。運量を高める3要素

 

ごきげんよう

さらなる高みですわゾ。

 

第1話

https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/08/02/012228

第2話

https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/08/02/183423

第3話

https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/08/04/022246

第4話

https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/08/08/000104

第5話

https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/08/08/234103

第6話

https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/08/15/021419

第7話

https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/08/30/001649

第8話

https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/09/14/193333

第9話

https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/09/19/234445

第10話

https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/10/16/015439

第11話

https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/10/18/221556

第12話

https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/11/11/203154

 

 

ついに六段坂2200pt(正確には2205)まで到達したわたくし。

 

2400ptまではあと3回のトップだ。

なんとかこのままラスを引かないでほしい…

 

いや、もうここまできたら一回や二回、仮にラスを引いても構わない。

それによってメンタルを崩すのが一番恐ろしいことだ。

 

もしラスを引いたとしても、自分の打牌にブレが出ないよう、最善を尽くす。

 

そんな心の準備をしてその日のお昼に私は予約を押した。

 

 

 

🀄️🀄️🀄️🀄️

 

 

 

まずは1トップ。

ptは2280になった。

 

あと2つ。たったの120ptで夢にまで見た七段に到達すると思うと息が苦しくなった。

 

あまり長いことモヤモヤしたくないのでその日のうちに2回目の予約を押した。

 

 

 

🀄️🀄️🀄️🀄️🀄️🀄️

 

 

 

結果は2着

ptは2280→2310になった。

 

 

あとトップ1つと2着1つ。

 

ついに長年の目標に手が届くのか…?

握りしめた拳にじんわりと汗をかいた。

 

しかし、何度もこういうところから転がり落ちている。落ち着きを取り戻すことが何よりも肝要だ。こういう時は深呼吸をすることが重要だ。

 

 

ヒッヒッフーと息を整えた。

 

 

 

 

話は変わるが、皆さんは麻雀の運量を高める三要素というのをご存知だろうか?

 

関西が誇る伝説の天鳳じぇるが提唱するあまりにも有名かつ常識的な理論だが、この場を借りて紹介しよう。

 

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まずはお肉。

説明不要の運量の塊だ。

できたら焼肉かステーキを食べると効果的だが、最悪牛丼とかでもいいと思う。

 

必ずしも高価なものでなくても、お肉自体が運量食品なので積極的にお肉を食べよう。

ご飯がセットならなお良い。

 

ちなみに私はいきなりステーキではワイルドステーキを注文する。トッピングのコーンをジャガイモに変えてニンニクとわさびを添えて食べるのが何よりの贅沢だ。

 

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次に岩盤浴

実は私は岩盤浴未経験だが、そんなか細い運量でも麻雀が"打てる"ので銭湯などでも代用効果があるのかもしれない。

 

ぶっちゃけ岩盤浴が何かすら私はよくわかっていません。

 

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最後に筋トレ。

私も9月ごろから遅ればせながら本格的に筋トレを開始した。

 

健全な運量は健全な肉体に宿る。

どれほど優れた打ち手でも、運量を引き出せないだらしない体では麻雀で勝つことは難しい。

 

あのMリーガーの白鳥プロと魚谷プロもパーソナルトレーニングを行なっていることから、いかに麻雀と筋トレが密接な関係であるかがわかる。

 

ちなみに私は週4日、筋トレをしにジムに通い始めて2ヶ月で5キロ痩せました。

 

 

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つまり、何が言いたいのかというと、これだけ大事な昇段がかかった段位戦の前にはなるべく運量を上げておく必要がある。

 

 

これらの三要素を満たしてから打たなければならない。

 

 

私はその日の夕食にはを選択した。

 

そして筋トレとまでは行かないが、普段は電車に乗って移動するところを徒歩で移動。

約20分間の運動をすることで体内のブドウ糖を燃焼させ、運量が上がりやすくなる状態に仕上げた。

 

あとは湯船にお湯を溜めて、ドラッグストアで買ってきた「日本の名湯」を入れてゆっくり浸かるだけだ。

 

ここまでやれば、天和も夢ではないだろう。

 

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私は帰宅すると真っ直ぐ浴室に向かった。

浴室に入るとすぐにシャワーの蛇口をひねる。

 

いつものように冷水が出る。

 

6月とはいえ蒸し暑い日々が続いているので、足先に水をかけるととても気持ちが良かった。

 

そうこうしているうちにガスが起動して、お湯が出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……はずが、いつまで経っても水しか出ない。

 

 

…‼︎

 

まさか…‼︎

 

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私は慌てて浴室を飛び出し、素通りしてきた部屋の電気の紐を引っ張った。

 

 

 

 

電気がつかない。

 

 

 

 

「そんな…嘘だ…」

 

 

涙目になりながらポストを探すと、

未払いの電気・ガス料金の支払い用紙が3ヶ月分出てきた。

 

 

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料金引き落としの設定を先延ばし先延ばしにしていて忘れていたのだ。

 

 

結果、私の家は電気・ガスの供給が断たれ、蒸し風呂状態の地獄と化していた。

 

水は出るが、シャワーを浴びるのは冷たすぎる。とはいえ、汗がダラダラ出るし、歩いて帰ってきたから余計に暑い。

 

目の前が真っ暗になりそうだった。

しかし、「こんな不運を引いたんだから天鳳は上振れるよな?」と変に冷静な自分もいた。

 

こういうとき、狼狽しないのが自分の良いところだと思う。

 

まずはやらなければいけないことを整理した。

 

①ガス・電気料金の支払い。

②入浴

③今にも死にそうな携帯の充電

④落ち着いたら天鳳

 

 

こんなところだろう。

というか、料金未払いで供給を断つ前に連絡してくれよ。ポストは家の近所の工事現場が毎日のように「騒音のお詫び」みたいな紙を入れるからすぐ満杯になって気が付かないんだよ。

 

 

だいたい日中は外出してるから騒音には悩まされていない。

 

 

しかし過ぎたことを言っても仕方ないし、どう考えても自分が悪いのでコンビニで支払いを済ませて翌日に復旧作業の予約を入れた。

 

これで電気とガスについては一安心だ。

次にこの汗だくの体を清める算段だが、幸いなことに家の近所にスーパー銭湯ができていたのだ。

 

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徒歩5分で到着したスーパー銭湯はオープンから間もないこともあって、とても綺麗で快適だった。

 

休憩室にはマッサージチェアもマンガもあるし、ここに住みたいくらいだ。

 

…さて、これだけ快適なら…いいんじゃあないか?

 

 

私は天鳳のアプリを立ち上げた。

快適すぎて眠気が心配だったので三ツ矢サイダーを片手に段位戦を予約した。

 

 

しかし風呂上がりの炭酸ってのは沁みるな…‼︎

 

 

 

🀄️🀄️🀄️🀄️🀄️🀄️🀄️🀄️🀄️

 

 

 

結果は2着

ptは2310→2340になった。

 

 

ついに…ついに昇段戦に辿り着いた!!

思えば長い旅路だった。約800戦の戦いを乗り越えて、ようやく鳳凰卓の入り口の前に立てたのだった。

 

 

ここまで諦めずに打ち続けてきて本当に良かった。

 

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Twitterで動向を心配してくれている人達にも報告する。

 

「昇段戦、23:30から打ちます」

 

たくさんの方の応援のメッセージがとても励みになった。その節は本当にありがとうございます。

 

部屋は真っ暗で蒸し暑かったが、そんなことも気にならないくらい頭は冷静になっていた。

 

 

それでは、最後の戦いを始めようか。

 

 

 

 

 

 

 

よもやの鳳凰民からのスナイプを恐れて、23:29に予約を押した。

 

 

 

 

 

 

 

さらなる高み、魂の昇段戦が幕を開けた。

 

 

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続きはまた次回!

そして次回最終話です。

第12話 いつも心に太陽を 脳内で行う報連相

本当に自分は七段になれるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

どうも、さらなる高みです。

 

第1話

https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/08/02/012228

第2話

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第3話

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第10話

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第11話

https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/10/18/221556

 

 

 

天鳳に挑戦している人たち…

取り分け打数がまだ少ない鳳凰卓未経験の時はこの記事の書き出しのようなことをよく考えがちだ。

 

私も幾度となくポイントを減らし、その度に「七段は自分には無理だ」と頭を悩ませたものだ。

 

岡本プロとの出会い…マスターとの出会い…そしてイーソーや天鳳オフを通して知り合った数多の愉快な仲間たち…

 

天鳳高段者の彼らとの出会いでモチベーションが上がった私は不調を引いてもとにかく打数で誤魔化していた。

 

 

天鳳は山あり谷ありだ。

 

 

時間を作るのは大変だったが、六段で再起を誓ってからは月に100半荘打つように出来るだけ頑張った。

 

 

 

そんなある春の日。

 

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「関西でこんなイベントがあるんやけど、良かったら参加しませんか?」

 

 

マスターからこんなDMが届いた。

どれどれ…

 

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おお、なんかすごそうだ…(小並感

 

マスター「赤無しの競技麻雀の大会です。チーム戦なのでこれまでオフ会で知り合った人を集めて天鳳チームを作って出ようと思っています!一緒に出ませんか?」

 

 

正直最初は(六段のワイに声をかけるなんて人が足りないのかな?めっちゃ負けて恥をかきそうだなぁ😅)と思った。

 

(後にチームが大躍進するとは知らず…

イーソーオクトパス、なんとKBR二次リーグをトップ通過!!決勝戦は12/8鳳凰スタジオからの配信!)

https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/08/26/012140

 

 

 

 

声がかかったのが4月くらい。

実はこのタイミングで関西にやってきた新社会人天鳳民もたくさんいた。

 

赤無し麻雀なんか打ったことないから、戦術もよくわからんし、面白いのだろうか。競技界にはいろいろややこしいマナーというか慣習というか…があるという噂を聞いているがマナ悪の化身(freaks)でもある私が飛び込んでいい世界なのだろうか…

 

思うことは色々あったが、せっかく声をかけてもらえたのだ。強者の技術を吸収するチャンスでもあるし、勉強させてもらおうと思ってチームへの参加を決めた。

 

内定者のグループに招待されて面子を見ると、まあ見事に鳳凰民ばかり…

メンバーの段位分布(元含む)は

 

十段

九段

九段

九段

九段

八段

七段

七段

六段←オラ

五段

 

 

 

 

オッフ…

 

 

「一番下じゃないんだからいいやん」

と思うやん?

 

 

ちゃうねんなそれが。

 

 

五段の人は競技麻雀をバリバリ打ってるので天鳳を打っていないだけなのだ。

 

 

つまり、この面子では自分が一番格下である。

 

だけどそれは裏を返せば、強い人達の麻雀を間近で見て勉強できるということでもあった。

 

 

その期待通り、実戦を前に親睦を兼ねて練習会でもしましょうということになった。

 

 

大会のルールを想定して、赤を抜いての麻雀練習。どんな戦術が有効なのか、とりあえず打ちながら考えてみることに。

 

 

 

なんと天鳳民、ほぼ全員が競技未経験。

なんならリア麻もほぼ未経験みたいな人もいた。

 

 

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しかし、やはり基本の雀力の高さゆえか「副露手はかなり弱いのではないか」「3900は高打点だ」など、活発に議論が始まった。

 

そしてワイも初めての赤無し麻雀を打つことに。チームメイトの段位が高すぎるので勝てる気は微塵もしなかったが、これも修行だ。

 

後ろ見をしていたばん九段が「ここはこれを切った方が受け入れが広くなる」「ターツ選択をするときは二度受けを嫌いなさい」と目からウロコのアドバイスをたくさんくれた。

 

逆にこちらが後ろ見をしていてもばん九段ぴおぴお十段はいつもすんなりとテンパイしている。

 

手組みってのはこんなにも差が出るものなのかと感心した。と同時に、この2人の選択を自分の中に落とし込めるように「何を考えながら打っているのか」アドバイスを何度も求めた。

 

2人は親切丁寧に麻雀を教えてくれた。特にばん九段はばんハウスでアツイ麻雀論をレクチャーしてくれ、いつしか私の心の中に「心のばん」が生まれていた。

 

 

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(画像はばんハウスです。特定はダメですよ)

 

 

天鳳を打っているとき。

何を切ればいいのか?押していいのか、引くべきなのか?考えることはたくさんある。

 

私はその度に短い持ち時間を利用して脳内会議を開催している。

 

 

例えばこんな具合だ。

 

 

 

2334578m123s56p西西

ドラ西

としよう。

 

23mと78mと56pのターツ選択だ。

全て両面で優劣がわからない。ドラがヘッドなので少しでも受け入れを広げたいが……

 

 

脳内さら高A

「端っこ待ちは強いから56pを落とす方向で良いのでは?1-4m、6-9mどちらが埋まっても端っこ待ちで強いですよ」

 

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脳内さら高B

「違うね。赤5pを引く可能性もあるから筒子に手をかけてはいけない。3mをたくさん持ってると気持ち悪いから3mにしよう」

 

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脳内さら高C

「なるほど、1-4mを裏目っても1mなら一気通貫を狙える。考えましたね」

 

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脳内さら高D

「ボキも賛成なのだ😃」

 

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脳内さら高E

「結論が出たようだな…」

 

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さら高管制室

「では肉体に命令信号を送ります」

 

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心のばん🌞

「その会議、待った!!!」

 

さら高s

「!?!?!?」

 

 

心のばん九段

「この形は頻出形ですよ。打筒子も打3mもダメです。この形からは8mを切るのが最も受けの広い選択です」

 

さら高E

「馬鹿を言うな!端牌の待ちは強いのになぜ8mを切るのだ!」

 

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✨心のばん九段✨

「答えは簡単です。この図を見てください」

 

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さら高s

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心のばん九段💫

「8mを切っても233457の部分にカンチャンが残るのです。単純にターツを払うより受け入れが広くなります。ドラドラの手なのでここは受け入れMAXで行きましょう」

 

脳内ワイ

「ワイ…そんな形知らなかったゾ…こんなんじゃ鳳凰卓なんて夢のまた夢だゾ…」

 

🌟心のばん九段🌟

「そんなことはありませんよ。わからなければ覚えていけば良いのです。さあ、立ち上がって。諦めなければ七段到達は目前ですよ」

 

 

 

 

…ってな具合だ。

心のアドバイザー(以後メンターと呼ぶ)は自分に最適な答えを教えてくれる重要な存在だ。

 

このブログを読んでいるあなたにも目標としているプロやプレイヤーがいるだろう。

 

私はイーソーオクトパスの練習会を通じて心にばん九段を住まわせ、事あるごとにアドバイスを求めてきた。「あの人ならこう打つだろうな」と想像を掻き立てるのがメンター育成のコツだ。

 

もちろんメンターは本物の劣化版なので、可能なら積極的にコミュニケーションをとってメンターを常に最新版にアップデートしておこう。

 

 

 

桜舞い散る季節が過ぎ、無心で天鳳を打つ日々。

 

気が付けばついに私のポイントは2200/2400を超えていた。

 

 

 

続きはまた次回!

https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/11/12/112706

 

今回もありがとうございまんた。

【番外編】フリー雀荘に潜む悲しき怪物2

先日公開したフリー雀荘怪物図鑑がたくさんの人に読まれている。

 

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「共感しました」「自分が怪物【FREAKS】 にならないよう気を付けます」 といった声をいただくことができて光栄の極みである。
https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/11/07/190641


嬉しいのと同時に、「 前回紹介した怪物たちが全国区に生息しているのか…」 と麻雀界の先行きに少し頭を抱えもした。

しかし、皆さんが怪物を駆除する心を持っているということもわかり、 闇の中に光を見つけられた思いだ。


だが、 怪物たちは闇の中から常に私たちの寝首をかこうと様子をうかがっている。
世に潜む凶悪な怪物達の特徴を知り、皆さんが楽しく麻雀を打てることを私は心から願ってやまない。 そこで今回も、頻出する怪物から希少な怪物まで特徴と対策を紹介したい。

 


No.008
サトラレ
遭遇率:★★☆☆☆
危険度:☆☆☆☆☆
不快度:★★★★☆
総合評価:C

 

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心の声が駄々洩れの人。
「暴言型」「悲観型」「聞き取り不能型」 など様々なタイプが観測されている。
誤解してはいけないのだが、"独り言を言う人"と"サトラレ" は別種である。

 

リーチを受けて「くぅ~~~」くらいまでは"独り言を言う人" だが、"サトラレ"は「なんでそんな早いんだよ」「 毎回手が入りすぎだろ」「マジで安牌を…抜くしかねぇのか…?」 など脳内を駆け巡ったパルスがそのまま音声として発信されているのが特徴だ。

 

麻雀は理不尽なゲームである。 同じ人に手が立て続けに入ることも当然ある。
あまりにも文句を言われるとこちらもリーチを委縮しがちだが、お構いなしにガンガンかけよう。 私はサトラレに遭遇したら勝ち目がない立直でもかけまくって困窮する様を楽しむようにしている。

 

暴言型のサトラレに限って、 点棒の支払いが丁寧だったりするのでやはり人間は裏表がある生き物なんだと悲観せずにはいられない。

 

 

 

 

 

No.009
モルボル
遭遇率:★☆☆☆☆
危険度:★★★☆☆
不快度:★★★★★
総合評価:B

 

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国民的RPGFINAL FANTASY」シリーズの名物モンスターが雀荘にも参戦だ。
毒・麻痺・混乱などの各種ステータス異常を引き起こす「臭い息」 を使用する。

 

本当に、毎度言っていることだが誤解してほしくないのは、 私は特定の誰かを貶めたいがためにこの記事を書いているのではない。口臭がキツイのはもう仕方ないと思っている。 誰だってそういうことはある。 本田翼だってニンニクマシマシラーメンを食べた後は臭いのだ。

 

しかし、モルボルは臭い息を「放って」くる。 ただ呼吸しているだけではないのだ。 この微妙なニュアンスの違いがわかってもらえるだろうか?


リーチをかけたあとにため息交じりの臭い息を受けると、 一瞬視界が揺らぐのでアタリ牌を見逃しそうになる。なぜ「 ぶはぁ~~~~」という感じで息を放つのだろうか。

 

モルボルと遭遇したときは先手を取って「とんずら」 を選択するのがベターだが、 やんごとなき事情で打ち続けなければならないこともあるだろう。 そんなときはおしぼりを鼻に当てるといくらか被害を抑えることが できる。

基本的に人の口臭なんていい匂いがするわけがない。 無臭か否かだ。
臭いかどうかに関わらず、ブレスを放つのは控えよう。

 

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No.010
牛歩マン
遭遇率:★☆☆☆☆
危険度:★★★★☆
不快度:★★★★☆
総合評価:B

 

とにかく動きが遅い。動作だけでなく、反応も遅い。


日常生活が不安になるくらいゆっくりと動く。 ノロノロビームを浴びているのかもしれない。

 

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「いいじゃないの、たまにはゆっくり打つのも風情があって」

 

 

馬鹿をいってはいけない。 麻雀というのは1ゲームに平均25分以上かかるゲームだ。 昨今の日本のような超多忙社会では本当に身を削らないと遊べないのだ。

 

「じゃあ打つなよ」というのはもっともな意見だが、 可能な範囲でみんなが早く卓を回す。 それが客側も店側もハッピーなのではないだろうか? 特に時間課金制の雀荘で牛歩をされると料金に直結するので激痛だ。

 

無論、 私も高齢の方や初心者がゆっくり打つことは全然気にならない。 あとは清一色気配の人とかもね。長考はプレイヤーの権利だからだ。しかし、 意味のない緩慢な動作をすることは耐え難い仕打ちだ。

 

例えば、立直をしたあとにグリグリ盲牌をした挙句、目で確認( 見るんかい)。
違う牌だとわかったらすぐ捨てればいいのに、「クッ!」 と悔しそうなモーションを挟んで打牌。

 

 

その動き、必要だろうか?

 

 

他にはツモったあと、めちゃくちゃ長考してリーチ。 手を開けてみたら普通にタンヤオピンフ

 

何に悩んでいたんだ?

リーチをかけるかどうかを悩んでいたのなら、 聴牌するまでにある程度の方針は決めておいてほしい。

 

意味のない・ または意図が全く理解できない時間が生まれることは辛いのだ。


リーチを受けた人が、 日が暮れるほど長い時間をかけて悩んで完全安牌の字牌を切ってきたときなど、「時間もったいないし、 次からもうリーチかけるのやめようかな…」 と本気で思うくらいだ。


私の拙い文章では誤解を生む恐れのある項目なので、 何度でも言うが、考えることは悪いことではない。

 

そして、「 私が理解できない思考」が悪いと言っているのでもない。 遭遇したことのない人にはわからないかもしれないが、 本当に無駄に動きが緩慢な怪物がこの世にいるのだ。

 

それでもまだ私の言っていることが信じられない人は天鳳の観戦欄を開いてほしい。
誰とは言わないがあるプレイヤーは牛歩戦術で有名だ。

 

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No.011
ダークナイト
遭遇率:★☆☆☆☆
危険度:★☆☆☆☆
不快度:★★★★☆
総合評価:D

 

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私はその日もとある大手チェーンでフリーを楽しんでいた。ただ一つ問題があるとすれば、同卓者の中に牛歩マンがいたのだ。


牌を振りかぶってツモり、ため息をつき、長考。 小手返しをして切り出し。時間にして約10秒。これは大変なタイムロスである。

 

1半荘あたり30分~45分くらいが一般的かと思うが、 この時平均ゲーム時間が1半荘1時間くらいになっていた。

 

眠気にも襲われ、「そろそろ終わりにしようかな…」そう思っていた矢先であった。 下家に座っていた若いサラリーマン風の男性が口を開いた。

 

 


「テンポ良く打ちましょう!時間もかかりますしね!」

 

 


独り言よりは大きいが、 誰かに話しかけたにしては小さい微妙な声量。


しかし、私はしっかり聞き取れたし、 卓内の全員に聞こえたはずだ。
「さすがの牛歩マンもこれで駆除されたな」とそう思った。

 

しかし、時間は無常に過ぎていく。
牛歩マンはけっこう年配だったのだ。もしかしたらあの微妙な声量では耳が遠くて聞こえなかったのかも しれない。せっかくのリーマンの声掛けも無駄に終わったか… と肩を落とした瞬間、事件は起こった。

 

 

 


「ッッチッ!!!(爆竹が爆ぜるような舌打ちの音)早く打てや! !」

 

 

 


私は目を疑った。 さっきまで人当たりのいいサラリーマンだと思っていたモノは怪物だったのだ。しかもまた聞こえるか微妙な声量。さっきそれで改善されなかったんだからもう少し話しかける雰囲気出すとかしろよ。


とはいえ、無用なトラブルはごめんである。
早くこのゲームを終わらせて帰ろう。そんなことを考えながら配牌を開くと、暗刻がある複合系のややこしい手がきた。

 

う~む。タンヤオに進むか、ホンイツに進むか、 リーチ手順で行くか難しいぞ。

 

「すいません」

 

一言、同卓者に声をかけて私は長考の態勢に入った。

 

 


その時、雷が落ちた。

 

 

 

 

「いちいちいちいちおっせェんだよ!!はよ切れや!!! 周りのこと考えろや!!」

 

 

 

 

 

 

私は自分の中の怪物を必死に押し殺し、 携帯を開いて用事を思い出したフリをしてラス半コールをかけたのだった。

 

この怪物は自分の正義を肥大化させるあまり、 に手を染めてしまった悲しきヒーローである。 これまで紹介してきた怪物はどれも手に負えないが、 原則怪物は自分の力で駆除しようとしてはいけない。

卓上のトラブルはお店の人に報告しよう。 さもないとダークナイトのような哀れな怪物が生まれることになる。

 

 

 

 

 

No.012
壊れたロボット

遭遇率:★★☆☆☆
危険度:☆☆☆☆☆
不快度:★★★☆☆
総合評価:E

 

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この怪物はとりわけ若者に多い。
麻雀に不慣れなうちは表出しやすい怪物だが、 少しの注意で簡単に封殺できるので評価はEとした。


ロン発声のあとにひたすら役を連呼する。 それがこの怪物の特徴である。

 

 

怪「リーチツモピンフドラドラ!!」

 

ワイ「…?」

 

怪「リーヅモピンフドラドラ!!!(怒)」

 


頼むから点数を言ってほしい。
点数計算ができないのだろうが、それなら「点数計算ができないので…」って言うとか、 もう少し困っている雰囲気を出すとかやりようがあるだろう。


怪物はひたすら役の連呼しかしない。

 

 

「リーヅモ!!!!ピンフ!!ドラドラ!!!!!(怒)」

 

 

大声で言われてもどうしようもないのだ。
なぜかこの手の怪物はやたら早口で役を読み上げるので、① リーチ、②ツモ、③ピンフ、④ドラ、⑤ ドラの計算がこっちだって追いつかないのだ。

手牌を見て本当にその役で合っているかどうかも確認しているのだ から少し猶予時間がほしいところだ。

 

 


「立直面前自摸和銅鑼銅鑼!!!」

 

 

 

 


点数計算は複雑で難しい。「 点数計算を覚えるまでフリーに来るな」なんてことは言わないし、 思わない。だけどな、1~3役は仕方ないとしても、満貫(4~ 5役)跳満(6~7役)くらいはわかるだろうよ……………


この怪物については将来に期待して優しい心で包み込むのが正解だ 。

 

怪物は同じ言葉を繰り返す。
壊れてしまったからくり人形のように…

 

 

 

 

No.013
キメラマン
遭遇率:☆☆☆☆☆(某雀荘の常連として一体だけ観測)
危険度:☆☆☆☆☆(測定不能
不快度:☆☆☆☆☆(測定不能
総合評価:S

 

あまりにも凶悪な怪物【FREAKS】


S級FREAKSだが、 意外にもこの怪物は単体ではそこまで怖さはない(はず) 。しかし、 フリー雀荘を長く経験して成長していくタイプの怪物なのだ。

 

 

 

その特徴は、「これまで遭遇した他の怪物の特徴を模倣すること」 

 

 

 

聞いただけでもおぞましい怪物である。

 

この怪物と出会ったとき、私はいつものようにフリーを楽しんでいた。


すると対面に座る怪物が突然、手牌を伏せて右手前( ポンとかして晒すところ)に寄せたのだ。

 

なにしてるんだこいつ…?と思った。 私だけでなく全員が思っただろう。


すると、怪物が口を開いた。

 

 


怪「この前さー、〇〇(某雀荘) でこういう打ち方してる奴がいてさ、マジで気持ち悪いよね!」

 

 


血の気が引いた。
なぜ自分がされて不快だったことを他人にできるのか。 私の頭では処理できず、完全に錯乱状態に陥った。

 

 


怪「こういうのとかもさ…wwッパアアアァァァン!!!( 超強引きヅモ)」

 

 


この怪物は野放しにしてはダメだ。今後、 他のFREAKSと同卓することでどんどん成長し、 手に負えない存在になってしまっては手を付けられない。

 

私はダマ18000の2枚怪物から和了して、 雀荘から追い払うことに成功した。

 

 

 

 

 

No.014
自分を無敵と勘違いしたメンバーの寿命は短い2
遭遇率:★★★★★(常勤のため)
危険度:★★★★★
不快度:★★★★★
総合評価:S

 

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前回の記事で反響を呼んだ某雀荘のメンバーである。


実は彼に関するエピソードはあと2~3個あるのでそのうちの一つを今回も紹介する。


個人的には前回のエピソードよりこっちの方がやばいと思っている 。

 


東1局親番からのスタート。
対面に座るおじさんが、 私の下家にいるおじさんから3900の和了


ゲームの動き出しとしてはよくある形だ。この時、 怪物は私の上家に座っていた。

 

 


事件は東2局開始直後に起きた。

 

 

 


下「リーチ!!!!!」

 


なんと親番の下家おじさん魂のダブルリーチ。押し返せる形でもないし、まだ東2局とはいえラス目の親からのダブリーだ。絶対に放銃してはいけない場面である。

 


対「あのさ~…ちょっと聞きたいんだけども…」


絶体絶命の状況、対面のおじさんが申し訳なさそうに手を挙げた。

 


対「するかどうかは置いといてよ? 参考までに聞きたいんだけどさ、九種九牌ってしていいの?」

 


なるほど。
この店は中流局ありのルールを採用している。しかし、 確かにダブリー後の九種九牌がアリかどうかまではルールを確認していなかった。


よくわからない状況で勝手に倒してチョンボにもせず、 しっかり確認をする。おじさんの判断には一点の隙もなかった

 


怪物「あ~…」

 


怪物はこの雀荘に姿を現して日が浅い新人だ。 このような特殊状況は初めての様子だった。

 


対「どうかなあ?」

 


と言いながら対面おじさん、手牌を9枚と4枚に分けている。 完全に九種あるやんけ。

 


どうやらこの卓にいるメンツでは誰も答えを出せないようだ。仕方ない、 私が一肌脱ごう。

 

 

 

 

ワイ「天鳳っていうインターネッツ麻雀ではできますよ」

 

対「てんほう?」
下「なんだそりゃ?」

 

 

 


参った。
まさか、登録者数500万人。iPhone/iPad/ Android/Win/Macで遊べる本格対戦麻雀。 最大同時接続人数、対戦者レベル、いずれも最高水準。 麻雀大会の運営に最適なロビー機能も充実。天鳳がリア麻界でここまで認知度が低いとは想定外だった。

 

すこし恥ずかしい思いをしたので私は顔を伏せた。

 


下「せっかくのダブリー流しちゃうの~?」


下家のダブリーおじさんが悲しそうに言ったその時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

怪物「いや!おもしろくないので続行しましょう!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

対「!?!?!?」
ワイ「は?」
下「^^^^^^^^^^^」

 

 

 


怪物「せっかくのダブリーですからね!めったにないことですし、 ここは続行で!!!」

 

 

 

このやばさ、伝わるだろうか?


私は九種九牌が有効か無効か、そんなことはどうでもいいのだ
なぜこいつは、 ルール上判断できかねることを独断でジャッジしているんだ??? ?

 


対「ええ~っと…じゃあ、なしってことなのね?」

ワイ「いや、待っ…」

怪物「はい!!なしです!!!!」

ワイ「一応、店長とかn…」

対「は~い(打牌完了)」

 

何が起きたんだ、今?
私はビッグバンに巻き込まれたのか?
目の中で火花がはじけている。自分の手牌を直視できない。

 

 

 

 

怪物「よーし!負けないゾ〜〜〜!」

 

 

 


いや、麻雀は先手を取られた時点で9割負けてるんだよ


逆にお前、九種九牌の流局ナシってしといて、 自分が本手で役満とかアガリ返したら下家のおじさん、 二度とこの店来なくなるぞ。

 

もう、こんなのは麻雀じゃない。
私は携帯を開いて用事を思い出したフリをしてラス半コールをした 。

 


結局下家おじさんが6000オールをツモってこの局は終結した。

 

 

 

 

 

 

 

 


さて、いかがだっただろうか?
今回も選りすぐりの怪物たちを紹介した。
恐らく全国区で生息が確認されている種もいれば、固有【 ユニーク】の怪物もいるだろう。
一つ言えるのは、 自分からなりたくて怪物になっているモノはいない。

 

があるところにがあるように、 誰かにとっては自分も怪物であり得るのだ。


怪物を包み込み、許容する度量。
雀士には今後新たに求められるスキルなのかもしれない。

 

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【番外編】フリー雀荘に潜む悲しき怪物

麻雀が老若男女問わず楽しめる高度な頭脳ゲームであることは疑いようもない。

 

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一昔前までは、雀荘というのはヤクザが経営する賭場というイメージもあったかもしれない。
かくいう私も初めてフリー雀荘に行ったときはビクビクしながら入店したものだ。
(第3話参照https://saranarutakami.hatenablog.com/entry/2019/08/04/022246

 

 

 


しかし、今では「飲まない吸わない賭けない」 ことをモットーにした健康麻雀を打てる店が街にあふれている。

 

Mリーグの影響もあり、 若い女性が麻雀に興味を持つ時代が到来しているのである。

 

 

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さて、ここで私が一つ問題提起したいのは、せっかく麻雀業界が幅広く門戸を開いているにも関わらず、 肝心のプレイヤー側にあまりにも凶悪な怪物【フリークス】が多数存在するという事実である。

 

 

 

 

Mリーグで好きなプロが出来て、麻雀のルールも覚えてきた。天鳳やMJである程度の成績を残せるようになってきたし、 そろそろ雀荘にも行ってみるゾッ!

 

 

 

 

と思っている方々もたくさんいるだろう。

 

 

隠しても仕方ないので単刀直入に言うが、フリー雀荘には誇張抜きの怪物【フリークス】
生息している。


もちろん怪物は割合でいえば客全体の数%しかいないので、遭遇する確率は低いが、事前にどのような怪物が存在するのか知っておいて損はないと思う。

 

 

というわけで今回は私が今まで観測した怪物図鑑を作成した。

 


期待を胸に初めての雀荘に足を運ぶ諸君が絶望しないよう、怪物の特徴と合わせて対策もご紹介したいと思う。

 

では早速いってみよう!

 

 

 

 

 

No.001
強打マン

遭遇率:★★★★★
危険度:★★☆☆☆
不快度:★★★☆☆(程度による)

総合評価:C

 

最もポピュラーな怪物。年配の人に特に多い気がするが、 麻雀覚えたての学生という感じの若者の姿をしていることもあり見た目による判断は難しい。

普段はおとなしいのに、立直をかけたら(または受けたら)突然強打マンに変身するワーウルフ的なタイプも存在する。
セットとかでウケ狙いでやられる分には構わないが、知らない人にバチバチ強打されると不快というかただただ恐怖である。あまりにも強力な強打をしているとメンバー(店員)が駆除してくれるが、稀にメンバーが強打マンの場合もあるので、我慢できなくなったら店長や主任クラスに通報しよう。

 

 

 

 

 

No.002
さすらいの三味線奏者

遭遇率:★★★★☆
危険度:★★★★☆
不快度:★★★★★

総合評価:A

 

昨今のフリー雀荘ではかなり凶悪な存在。場末の雀荘には便所裏のダンゴムシの如く蠢いていると聞くが、チェーン店ではメンバー達の熱心な駆除活動により、ほぼ見かけることはなくなった。


この怪物は比較的年齢層が高めな(壮年~老年)世代に多い気がする。

リーチをかけたあとに「安牌ないよ~」 などと言いながら危険牌を切っていたらほぼ100%ダウトである。注意しよう。


三味線の演奏が始まった後に待っているのは、だいたい本手の押し返しなのでリーチ者の現物はS級危険牌となる。特に要注意だ。


しかしまあ三味線に関しては良くも悪くも信用してはダメだというのが私の見解だ。
口三味、手三味、腰牌などはあまり参考にせず、視覚情報を頼りにするのがいいだろう。

 

 

 

 

 

No.003
一点読みおじさん

遭遇率:★★★☆☆
危険度:☆☆☆☆☆
不快度:★★★★☆

総合評価:D

 

麻雀において最も重要なスキル"読み"を限界まで極めた存在。
リーチ者のアタリ牌は全て見えているので当然ビタ止めし、「 やっぱりソコだよネ~」と嘯いてくる。


流局したときは当然のようにビタ止めした牌を見せびらかしてくるが、こちらが手を空けるまでは大体沈黙している。


完全にすべてを読み切っているので放銃することはない…… と思いきや、たまに放銃するとわかっているのにアタリ牌を出し「やっぱりあたるカ~wwww」 と慈悲深い心の一端を見せてくれる。


実害はないが、非常にうっとうしい存在である。


「2-5sデショ!?」と一点読みされたら34sを見せて「 さすがっす!」と言い、いい気分にさせた後に「まあもう5sあるんですけどね」と見せびらかしてやろう。

 

 

 

 

 

No.004
常連風の害獣

遭遇率:★★★★★
危険度:★☆☆☆☆
不快度:★★★★☆

総合評価:B

 

大体どこの雀荘にも2人~3人程度いる。
注意したいのは"常連"と"常連風の害獣" は似て非なる存在ということである。


この怪物の特徴はメンバーに対して横柄な態度をとる(名前の呼び捨て・乱暴な言葉遣い)、やたら自分の手を解説する( お前の手牌進行には誰も興味がない)、案内される卓の指定が多い(多少の同卓希望なら別に良いが度が過ぎる)、など。

 

とにかく不快な態度が目に余る。「打ってやっている」 という態度が透けて見える。


「 この店では俺の注文するドリンクを覚えて初めて一人前だゾ」という頭の悪すぎる妄想を本気で信じているようだ。


少なくとも私がこれまで遭遇した同種の害獣は全員麻雀が不得手だったが、雀荘というフィールドで麻雀が上手じゃないのになぜそこまで自信が持てるのか、永遠の謎である。

 

 

 

 

 

No.005
セクハラおじさん

遭遇率:★★★☆☆
危険度:☆☆☆☆☆
不快度:★★★★★
総合評価:C

 

少なくとも男にとってはほぼ害はない。

そういう意味ではゴキブリやゲジゲジと同じ不快害虫といえるだろう。女性の客・メンバー・プロにやたら馴れ馴れしい態度で接しており、セクハラ紛いの言動も散見される。


まあ女性側が嫌じゃないなら別にどうでもいいのだが、若い女性が中高年のおっさんにセクハラされているのを見るのはやはりいい気分はしない。

 

さらに彼らの最大の特徴は雀荘だけでなく、Twitterなどにも出現しがちという点である。

 

この記事を読んでいるあなたが女性であるなら毅然とした態度で接することが大切だ。一度距離感を誤るとどんどん過激な発言をしてくるので最初の時点で壁を作ろう。

 

 

 

 

 

No.006
場を取り仕切るモノ

遭遇率:☆☆☆☆☆(激レア)
危険度:★★★★☆
不快度:★★★★★
総合評価:A

 

後にも先にも一回しか遭遇したことがない固有怪物【 ユニークモンスター】だ。


ルール説明を受けていたので怪物は初めての来店だったはずである。にも関わらず、やたらと卓の責任者ぶる。

 

ゲームが終了したら「 ラスト!優勝は〇卓の方!」と高らかに叫ぶし、点数の受け渡しの時も「バチン(引きヅモの音)! メンピンツモドラ! イチサンニロクなのであなたは1500で払ってください! 200バックします」とスムーズな点棒移動を指示してくれる。

 

 

私はそんなことより、なぜ「ツモ」 発声をしないのか疑問でえていた。

 

事件は私がラス半をかけたゲームで起きた。


南場に入った時点でトップ目の親が怪物。

3着目の私は絶好のタンヤオピンフの立直をかけた。結果は一発でのツモ。しかも2-5m待ちで赤5mを引いての和了だった。

心の中でガッツポーズを決めながら裏ドラをめくるとなんと雀頭がのった。

 

苦しい展開が続いていた私は、


「ツモ!3000-6000です。(リーチ・一発・ツモ・ ピンフタンヤオ・赤・裏裏)」

と元気に申告した。

 

 


「はい!!」 とやたら元気な返事をして親の怪物が6000を置いた。なんか下家のおじさんが首を傾げてフリーズしていたが、彼は卓を回すため速攻で牌を落としていく。

 

 

そして次の局が始まり、山が上がってきた時だった。

 

 

 

 

「…ツイた~。16000点!」

 

 

 

 

 

 


…?
何言ってんだこいつ?と思ったが、聡明な私の脳裏に先ほどフリーズしていたおじさんの表情、いつも以上に牌を落とすのが速かった彼のどこかほくそ笑んだ表情が浮かぶ。


そして、すぐにその意味に気が付いた。

 

①立直、②ピンフ、③タンヤオ、④一発、⑤ツモ、⑥赤、⑦裏、⑧裏


そう、さきほどの3000-6000は実は4000- 8000だったのだ。


対面に座るクソ野郎は「プククク…www」と笑っていた(マジでプクククって発音してた)。

 

 


誤申告をしたのは自分が悪い。

これは間違いない。

周りの人に訂正されなかったからと言ってそこに文句を言うのはお門違いだ。

しかし、こいつの「わかっていたにもかかわらず、間違いに気付く前に速攻で牌を落として、しかもその後煽ってくる」 というの

はいくらなんでもヤバすぎないか?

 

とはいえ、ハネマンツモによってトップに立ったのでこの時点では「あー、ミスったな」くらいにしか思っていなかった。

 

 

 


事件はまだ終わっていなかったのだ。

 

 

 

 


オーラス、依然トップ目で迎えた私と4着にまで落ちた怪物。しかし点棒はフラットで満貫一発で順位はどうとでも変わる状況だった。

 

そんな中、怪物から魂のリーチ


粘りに粘って全員がベタオリしているようだったが、 ハイテイが彼に回り、嫌な予感がした。

 

 

 

 

 

 

「ッパアアアァァァン!!!(力強い引きヅモ)

 

ラストッッッ!!!2000-4000の200円オール!!!! !!」

 

 


ラス半をかけていて本当に良かった。
私は心の中からそう思い、 200円と2000点を置いて雀荘を後にした。

 

 

 

 

No.007
自分を無敵と勘違いしてきたメンバーの寿命は短い

遭遇率:★★★★★(常勤のため)
危険度:★☆☆☆☆
不快度:★★★★★
総合評価:S

 

 

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なんとこの怪物は客ではなくメンバー(店員)である。 これから雀荘に行く人は店選びの基準に客層だけでなく、どのようなメンバーがいるのかもよくチェックしておいた方が良いと分かる好事例だ。

 

さて、この怪物について語るにはまず私個人のメンバー観を説明せねばなるまい。

 

雀荘メンバーは勝負の場に立ち客を楽しませなければならないという店の性質上、過剰な忖度はしなくてもいいが最低限の礼儀はわきまえなければならない…という微妙な立場に置かれていると私は考えている。

 

この怪物は、非常に繊細な距離感を誤ってしまった者たちの末路といえよう。

 

 

今回はこの怪物と私のあるエピソードを紹介する。

 

 

とある大手チェーン店。最近この店に通い始めた私は今日もいつものようにフリーを楽しんでいた。この店は近隣店舗に比べて"麻雀ガチ勢"というメンバーよりも「麻雀打てマスよ、俺」 という感じの学生っぽいメンバーが多かった。

 

 

何ゲームか打っていたところ、客が2人ラス半。2欠けになった。


すぐに副店長と主任が飛んでくる。メンバー2入りでの続行だ。ここまではよくあるフリー雀荘での光景。しかし、事件は突然起こった。

 


「副店長!!!ちょっと待ってくださいヨ!!!!」

 


席に座ろうとした副店長の後ろから大声が響いた。


声の主は若々しい新人メンバー(近くの大学生)だった。彼こそがこの店に巣食う怪物だったのだ。

 

 

副「ど、どうしたんだよ怪物くん」
怪「俺、打ちますよ。本走入らせてくださいよ!!!」
副「ええぇ~?いや、俺と主任で入るよ。 君さっきも打ってただろ?少し休憩しなよ」

 

 


怪物「さらなる高みさんがいるじゃないスか!!!!!俺、 さらなる高みさんと打ったら勝てるから打ちたいんスよねェェェェ ~~~~~wwwwwwwwwwww」

 

 

 


副「!?!?!?!?!?」
主任「^^;;;;;;;;」
ワイ「は?」

 

 

 

私は非常に気分を害した。仲の良いメンバーに煽りで言われるならいいが、彼と私はほとんど絡みがない。同卓したのも数回程度だし、会話もまともにしたことがない。

 

それなのに「 勝てるから同卓したい」っていうのは完全に下に見られているということに他ならなかった 。


ここで彼と私の実力を比べることは本題ではないので割愛するが(少なくとも私は彼に劣っているとは思っていない)、客に聞こえるところで普通そんなこと言うだろうか?

 

 

耳元で「お前は俺より弱ぇから逃がさねぇよ雑魚が」 と言われているのと一緒だ。

 


関西一のポーカーフェイスと名高い私だが、 顔に不機嫌さが漏れ出たのだろう。
副店長が必死に怪物をなだめはじめた。

 


副「ま、まあ怪物くん。とりあえずここは俺が入るからさ、 立ち番しといてよ(小声)」

 

 

 

 

怪物「いや!!打たせてください!!! マジであの人だったら勝てるんスよ俺!!!!(大声)」

 

 

 


1分くらいこのようなやり取りが続いたが、 根負けしたのか副店長が退き、怪物と同卓することになってしまった。

 

「仏の顔も三度まで。さらなる高みの顔は何度でも」 のキャッチフレーズでお馴染みの私だが、携帯を開いて用事を思い出したフリをしてラス半をかけた。

 

 

ちなみにこの半荘は私の3巡目親リー(リーチ・タンヤオ・ ドラの両面)を怪物が無限に押してきて追っかけリーチ → 私が辺3pを一発放銃(リーチ・一発・ドラ・裏) してラスを引いた。

 

 

3pは私の雀頭だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがだっただろうか?
よく見かけるモノから、かなり希少なモノまで幅広くご紹介できたと思う。


誤解を招かないよう繰り返して言うが、雀荘の客はこんな怪物【FREAKS】ばかりではない。 そして本記事は特定の個人や雀荘を貶める目的で執筆したものでもない。

 

麻雀は4人で打つゲームだ。 人と人との関係を大切にすることはゲームに勝つよりもはるかに重要なことである。

 

もし、怪物の要素に心当たりのある方がいらっしゃったら少しずつでも改善していただければ嬉しいし、心当たりのない方も「 自分は関係ねぇよ」と思わずに、常に戒めの心を持って麻雀を楽しんでほしいと心から願っている。

 


本当の怪物は今回紹介した彼らそのものではなく、 人間の心の奥底に潜んでいる。


自分が明日もヒトでいられる保証はどこにもないのだ。

 

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【番外編】東京遠征2日目 新宿に潜む悪魔

東京2日目の朝。

値段の誘惑に負けてカプセルホテルではなくネカフェブースを選択したので少し倦怠感が残るものの、ゆっくり眠ってスッキリした。

 

さて、本日の予定は盟友HOMO女とのセットである。何人か関東の者も来ると聞いているので楽しみだ。

 

シャワーも浴びてすっきりとした面持ちでネカフェから出る。

 

朝の新宿の空気を思いっきり吸い込み、深呼吸。

 

マジでくせぇなこの街。

 

 

とりあえず朝飯を食べるために周囲を散策。

はるにゃむ、ばん、vep、をがわで歌舞伎町をウロウロしたが、持つべきものはチェーン店ということでガストに入店。

変わらない味を楽しんだ。

 

少しセットまで時間があったので歌舞伎町で遊ぶことに。

 

いつも麻雀ばかりなのでたまには違うことを…ということでやってきたのは歌舞伎町インスパイア。

 

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本格的なスパイアクションを体験できる脱出ゲームだ。本当は夏にミュウツーの逆襲のリアル脱出に挑戦したかったが、タイミングを逃していたのでちょうどいい。

 

ユニバのリアル脱出を二回成功している俺の出番だ。

 

ルールと設定はシンプルで、我々プレイヤーはスパイとして悪の組織の本拠地に潜入し、"最終兵器"の設計図かなんかのデータを盗み、脱出するというもの。制限時間は10分。短い時間だが謎解きには自信があるので問題ない。

 

というわけで敵組織のアジトに潜入。

まずはデータを盗むためにパスワードかなんかをハッキングで取得。奪取目標が保管されている部屋を特定したのだが…

 

 

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室内にはレーザートラップが仕掛けられていた!

 

スモークでうっすらレーザーが見えているが、触れてしまったら一巻の終わりである。

 

俺たちは顔を見合わせた。みんな緊張の面持ちだ。俺も無意識のうちに手に汗を握っていた。

命をかけたレーザートラップ攻略に思わず訪れる静寂。しかし流れを変えたのはイーソーオクトパスのエースだった。

 

 

ばん「俺が行きますよ」

 

固唾を飲んで見守る中、入口ドアのロックを解除し、ばんが部屋に足を踏み入れた。

 

 

 

 

ばん「任してくだsビィィィィィィィィーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!

 

 

 

入室約10秒でばんは死んだ。

 

 

 

足元に張られていたレーザーを見落としていたのだ。

 

ばんの亡骸を横目に、隠されたレーザーを掻い潜るべくさらなる高みが部屋に入る。

 

 

さら高「なるほど、ここにレーザーがあったのか…ならこっちに進めば…!やっぱりいけたzビィィィィィィィィーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!

 

 

 

さら高は死んだ。

 

 

 

ものの数秒で二人の犠牲が出たが、逆境の強さに定評のあるをがわが立ち上がる。

 

 

をがわ「まあ見ててくださいよ。レーザーくらビィィィィィィィィーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!

 

 

 

をがわは死んだ。

 

 

 

残ったのはvep1人。

作戦遂行のため、そして消えていった仲間のため、vepは部屋に足をビィィィィィィィィーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!

 

 

 

vepは死んだ。

 

 

 

 

 

 

 

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😅😅😅😅😅😅😅😅😅😅

 

 

 

 

 

 

 

敵組織のアジトで全滅した我々は、気を取り直してセット会場の新宿大ガードzooに向かうことに。道中、歩いていると前から見覚えのあるシルエットがこちらに近づいて来た。

 

 

「おぉ〜い!」

 

 

なんとシルエットの正体は野生のとびまこ兄貴だった。この光景にデジャヴを感じる。兄貴はまたしてもなぜか最初からキレていた。

 

兄貴「さっきはとんでもねぇのと同卓して3着引かされてよ、ホントおめぇらにはそうなってほしくないから牌譜をよく見ておけ」

 

兄貴の有難い心遣いに感謝し、牌譜を見る。なかなかアクロバティックなオーラストップ目が親に満貫を放銃するという展開を見せてもらった。兄貴はオーラス開始時2着だったが、親満貫のせいで3着に転落。次局、放銃したトップ目があっさり和了して対局は終了していた。

 

 

兄貴「これだけは覚えておいて欲しいんだが、有象無象ってのは着順を変えるだけ変えといて、次の局に軽い手を入れてあがりやがるんだ」

 

たしかにあるあるだよなぁ〜…とさら高・はるにゃむ・ばん・vep・をがわ・Seriaみんなで頷く。

 

 

 

…ってなんでSeriaさんが!?

 

 

道で牌譜検討をしていたらあまりにもナチュラルに野生のSeriaさんが輪に入っており、神妙な面持ちで頷いていたのでマジで腹筋がよじれるかと思った。

麻雀の話あるところにSeriaさんありだ。

 

 

そんなこんなでたどり着いた新宿大ガードzoo。昨日あれだけ麻雀をしといてまだ打ち足りないという猛者たちが集った。

 

ゴールデンウィークの関東オフ形式で入れ替わり立ち替わりいろんな人と麻雀を打つルールに。

 

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リアル鳳凰卓だけでなく、HOMO女・あたかな・プロテイン・わせりんという最強ゴリラ決定戦や、たま子・ぽんでらいおん・ばん・わせりんという九段R2200以上限定卓などのドリームマッチが乱立していた。

 

ほんと豪華なセットである。

 

ここでも色々ドラマがあったが、細かいことはあまり覚えてないので割愛する。ただ一つ覚えているのはSeriaさんの陰湿ダマ18000や、レオンさんの陰キャ裏3などにささって悔しかった。全く、どうしてもっとこうスカッとした打ち方ができねぇのかな。

 

舞台を飲み会に移し、兄貴の武勇伝アツいMリーグ、さらにはけんぞーくんと韻を踏む体験などいろんな話題で盛り上がった。

 

 

酒が入ってテンションが上がったのか、けんぞーくんがラッパー特有の肩を揺らすモーションをしながら「もちろんこの後麻雀打つんでしょう!?俺はいくらでもいけるぜっ!」と魂の提案。

 

どんだけ麻雀好きなんだと思いながら再び雀荘に戻った。

 

延長戦のメンツはさら高・ばん・けんぞーくん・あたかな・ぽんでらいおん。より濃厚な時間を過ごすため、ルールを脳汁ドバドバ東風とした。

 

打ち始めて一時間ほど経った頃だろうか。

けんぞーくんが「ごめん、電話きたから今日はもう帰ります…」とまさかの途中抜け宣言。

あれだけウキウキしていたのが嘘のようにシュンとした感じで帰っていった。

 

あたかなくんはあたかなくんで「よっしゃ!終電逃した!」と謎のガッツポーズをしているし、ツッコミが追いつかない。

盲腸の術後とは思えないパワーで強打をするあたかなくんにホントに笑いが止まらなかった。

 

あたかなくんの方も笑いすぎて盲腸の手術痕が開いて血が滲んでいたのはさすがに笑えなかったが、大人なのでとりあえず笑っておいた。

 

延長戦後、全ての体力を使い果たした我々は歌舞伎町のカプセルホテルへ。

 

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深夜の歌舞伎町はマジで治安が悪そうだったが何も見なかったことにして宿にチェックインしたさらなる高みだった。

 

 

 

続く。

【番外編】東京遠征レポート 初日

ブログの書き始めの挨拶に毎回小考しています。さらなる高みです。

 

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待ちに待ったたま子軍団杯に参加すべく、ばん・をがわ・vepの4人で高速バスに乗車。

いざ東京へ!何気に初夜行バスだったので不安がありましたが、思いのほか快適で割と爆睡できました。

 

途中、自分のいびきで目が覚めたのもたったの7回くらい。いいペースである。

 

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なんか渋滞の影響か知らんが、バスは到着予定時刻を大幅にオーバーして朝7時くらいに東京到着。

 

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まずは銭湯に入るべく東京の散策を開始するが、バス下車の3分後にトラブル発生

 

ばんさんが携帯を紛失したのである。

 

十中八九バスに置き忘れたんだろうということで取りに戻るがバスは秒で次の仕事に向かっていた。

 

サービスセンターはなぜか昼の12時からしか繋がらないため、とりあえずばん携帯は見捨てて銭湯へ。途中、電車乗ってる時とか「鳳東打ちてぇよぉ〜」って言ってて病気かと思った。

 

 

そんなこんなでまず我々がたどり着いたのは東京は秋葉原。二度目の十段昇段を果たしたぴおぴおさんの好きそうな街である。

 

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僕は艦これとアイマスラブライブプリキュアの区別がつかないが、あまり大きな声で言うとオタクにぶん殴られそうなので控えておいた。

 

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(みんな顔おんなじやんか。)

 

 

安心お宿という運量の高いカプセルホテルで風呂に入り、身も心もリフレッシュ。これで麻雀で負ける心配はなくなった。

 

本当はそのあとパンケーキを食べに行きたかったが、時間がないのでたま子軍団杯会場のプレイボールへ。

 

なんか昼飯(朝飯)食いたいよねぇ〜という話をしていると、、、

 

 

「おぉ〜い!」

 

どこかで聞いたことのある声の人が手を振りながらこちらに近付いてくる。

なんと野生のとびまこ兄貴だった。兄貴はなぜか最初からキレており、

 

「朝から有象無象にラスらされて気分が悪いんだよ俺は!」

 

普段温厚な兄貴が怒るなんてよっぽど理不尽なラスだったのだろう。とりあえず荷物をプレイボールに置かせてもらい、一緒に飯を買いに出たが、引退した某天鳳プレイヤーとLINEを交換した話などなかなか朝からパンチの効いた話題で盛り上がった。

少し話が逸れるが、やはりこういう人望の厚さこそがとびまこ兄貴の素晴らしいところなんだと思う。天鳳に対して誰よりも真摯で情熱的なとびまこ兄貴を僕は心から尊敬している。まだ兄貴のことを知らない方はぜひとびまこ会に参加してもらいたい。

 

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大会の時間が来たので再び会場へ。

流石に50人も集まると圧巻である。

名札を見れば超有名プレイヤーばかりだし、誇張抜きでハイレベルな人たちが揃っていた。

はっきり言ってその辺のフリーでこのメンツに囲まれたら即ラス半である。

 

厳正な抽選の結果、僕は市原アニキのチーム所属となった。市原アニキのことを紹介すると、

 

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たま子軍団の普通の団員である。ボキとはジム仲間でお互いの筋肉を高めあっている。ゴリラと聞いていたので少しビビっていたが、実際に会ってみるとジャニーズ系の細身だったので「これならワンパンで倒せそうだ」と思った。

チームを明るく盛り上げてくれたナイスガイだ。

 

彼を筆頭に、コカライアさん・レオンさん・綾瀬市民さんの五人とチームを組んだ。

 

大会の個人成績は

2321。

まあ鳴かず飛ばずで、オーラストップから2回まくられて2着落ちしたので僕の麻雀が如実に反映された結果とも言える。

 

 

大会中、私と同じ女子大生であるレイカワカミさんが何をトチ狂ったのか私の後ろ見をしていたので良いところを見せようと思ったらリーチ者の中筋嵌6mでプロテインさんに満貫を放銃したのがハイライトである😅

 

イカワカミさんといえば、5回戦終了時に5メートルくらい離れたところからチラッと見たら、携帯を没収された女子高生が中年の男性教諭を睨んでいる時のような形相をしていたので何事かと思って近くに行ったら超僅差でラスっていた。

しかもその時ラスを押し付けたのは関西勢の我らがをがわである。「麻雀楽しいですか?」と聞いたら「ハイィ〜!」と爽やかな返事をしてをがわさんは踊っていた。

後にも先にもあんなに明確に「あ、あの人ラスったんだなぁ…」ってわかることもなかなかないだろう。口がとんがりすぎてアヒル口どころかハシビロコウみたいになっていたのが印象的だ。

 

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さて、この大会では会ってみたい人が何人かいたのだが、中でも一番は

 

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麻雀警察さんである。

なんとこの日は非番にも関わらず、わざわざ大会を巡回するという厳戒態勢。おかげでたま子軍団杯ではヌルい要素は完全に排除されていた。

 

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写真は決勝戦でたま子団長の手牌進行をパトロールする麻雀警察さん。

 

麻雀警察さんの個人成績は4443という地獄のような結果だったようだが、参加者の中でも一番楽しそうに麻雀を打っていたのが印象的だった。Mリーグに抱くアツい想いを聞く内に、麻雀警察さんが「本当に麻雀を愛していてMリーグに期待しているんだな」というのが伝わった。

 

今後も良いところは褒め、悪いところは叱責する厳しくも優しいお巡りさんでいてほしいものである。

 

 

大会の優勝チームは当然たま子チーム。

勝戦では団員対決でいいぞさんを下し、強者の証明とも言える400-700ツモの2着を観測した。団長とは直対でも敗北してしまったので次はイーソーオクトパスで迎え撃ちたいものである。

 

優勝おめでとうございます🎉

 

 

大会後は当然お楽しみの懇親会。

色々話をしたが、きなこもちさんやレイカワカミさんなど現六段の方がこのブログを読んでモチベーションを上げてくださっていると聞いて僕のモチベーションも爆上がりした。

 

本編はもう間も無く完結すると思いますが、万年特上民が七段に到達するまでの軌跡にもう少しだけお付き合いください。

 

二次会では森田朝日プロや岩崎プロ(シンプルなワキガさん)も合流し、盛り上がった。

女子大生にサインを求められ、舌なめずりをしている森田プロを見て「ボキもあんなプロになりテェ…」と思った。

 

この辺も詳しく書きたいところではあるが、あまり詳細を書くと一冊の本が出来てしまう文量になるので割愛する。

 

 

二次会終了後、宿を求めて新宿歌舞伎町へ。

歌舞伎町は東京の中でも街の雰囲気が好きなお気に入りスポットだ。

 

新宿で道がわからないなーと思っていたら、なんとたまたま前を歩いていた麻雀警察さんが案内してくれることに。

 

二次会中、麻雀警察さんは酔いつぶれて爆睡していたが大丈夫だろうか…

よく見れば千鳥足だし、不安になって「大丈夫ですか?」と聞いたら照れたようにはにかみ、

 

「あまり大きな声では言えないんですけどね…実は僕、酒と麻雀はあまり強くないんですよ」

 

新宿の街中で腹筋が千切れるかと思った。

もう本当に麻雀警察さんの株価はストップ高である。

 

Mリーグの話などをしながら楽しいプチ三次会の時間も過ぎ、歌舞伎町に到着。

 

いか人参選手と以前利用したカプセルホテルにチェックインして、東京初日は幕を閉じた。

 

 

続く

【番外編】突撃!たま子軍団杯

皆さんはたま子軍団を知っているだろうか?

関東には数多くの天鳳民が住んでいるが、このたま子軍団…

新進気鋭の陽キャ集団である。

 

今回はたま子軍団主催の天鳳オフ会に参戦してきました。

 

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一言で言いますと、いつもの関西メンツとは違う人達と交流できてものすごく楽しかったです。基本僕は自分から話ができないタイプの人間ですが、ほっといても無限に話題を振ってくれるし、とても居心地が良かった。

 

というか参加者のレベルが高くて…

鳳南では絶対に打ちたくねぇ〜って人達と麻雀漬けの日々を過ごせて本当に良かったです。

 

「いつもブログを見てます〜」とか声をかけてくださった方もいらっしゃいまして誠に光栄です。

 

20歳女子大生なのでまだまだ麻雀も、オフ会の所作もわからないことだらけですがまた何処かでお会いできることを祈っています。

 

大阪で12/8にオフ会が開催されるのでご予定の合う方はそちらも是非ご参加ください!

 

では。